1931年9月17日~
小説家。本名/三浦 知壽子(みうら ちずこ)。
東京都葛飾区出身。幼稚園から聖心女子学院に通い、聖心女子大学卒業。戦時中は金沢に疎開、1946年東京に戻り聖心女子学院に復学。
1951年5月、中河与一主宰の同人誌「ラマンチャ」に載った『裾野』が臼井吉見の目にとまり、臼井の紹介でのちの夫・三浦朱門らの第十五次「新思潮」に加わる。山川方夫の紹介で「三田文学」に書いた『遠来の客たち』が芥川賞候補となり23歳で文壇デビュー。以後、次々に重厚な問題作を発表していく。近年は評論が数多く出版され、ほとんどがベストセラーとなっている。1979年ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章、2003年に文化功労者。1995年から2005年まで日本財団会長を務めた。