直木三十五賞(なおきさんじゅうごしょう)
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受賞歴一覧
第160回(2018年 下半期)真藤順丈(しんどう じゅんじょう)『宝島』
第159回(2018年 上半期)島本理生(しまもと りお) 『ファーストラヴ』
第158回(2017年 下半期)門井慶喜(かどい よしのぶ) 『銀河鉄道の父』
第157回(2017年 上半期)佐藤正午(さとう しょうご) 『月の満ち欠け』
第156回(2016年 下半期)恩田陸(おんだ りく) 『蜜蜂と遠雷』
第155回(2016年 上半期)荻原浩(おぎわら ひろし)『海の見える理髪店』
直木三十五賞(なおきさんじゅうごしょう)について
直木三十五賞(なおきさんじゅうごしょう)
通称 直木賞(なおきしょう)
無名・新人及び中堅作家による大衆小説に与えられる文学賞。文藝春秋社内の日本文学振興会によって選考が行われる。1934年に「文学界」の編集者であった川崎竹一が、文芸春秋社の「文藝通信」でフランスの文学賞ゴンクール賞やノーベル賞などの海外の文学賞を紹介した。その際に日本でも権威のある文学賞を設立するべきだとした文章を、文藝春秋の創業者・菊池寛が読んだことがきっかけとなり、友人である直木三十五の名を記念し、芥川賞と同時に1935年に制定した。公募方式ではなく、新進・中堅作家によるエンターテインメント作品(大衆小説)の単行本(長編小説もしくは短編集)の中から、最も優秀な作品に贈られる賞。正賞は懐中時計、副賞は100万円。授賞は年2回で、上半期(前年12月から5月までに発表されたもの)の選考会は7月中旬に行われ、受賞作は「オール讀物」9月号に一部掲載される。下半期(6月から11月までに発表されたもの)の選考会は翌年1月中旬に行われ、「オール讀物」3月号に一部掲載される。現在の選考委員は浅田次郎・伊集院静・北方謙三・桐野夏生・髙村薫・林真理子・東野圭吾・宮城谷昌光・宮部みゆきの9名。
最新受賞者プロフィール
『宝島』(真藤 順丈 著/講談社)
1977~
2008年から2009年にかけて、4つの新人賞を受賞(刊行順にダ・ヴィンチ文学賞大賞、日本ホラー小説大賞・大賞、電撃小説大賞銀賞、ポプラ社小説大賞特別賞)してデビュー。2018年、『宝島』で第9回山田風太郎賞受賞。2019年『宝島』で第160回直木賞受賞。