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作品を知る
【原作、読んだことある?】A. A. ミルンの児童書、『くまのプーさん』の魅力
ディズニーのキャラクターとして世界中で愛されている『くまのプーさん』。その原作は、A.A.ミルンというイギリスの作家による児童向け小説『ウィニー・ザ・プー』です。原作を読んだことのない方に向け、ミルンの物語の誕生の背景と、作品の魅力を紹介します。
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作品を知る
「食堂のおばちゃん」から作家へ 山口恵以子おすすめ4選
2013年『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞した山口恵以子は、「食堂のおばちゃん」から作家へ転身したという異色の経歴で話題になりました。下町の人の暮らしを温かな眼で綴った小説・エッセイから本格ミステリーまで、著者のおすすめ作品4選を紹介します。
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シリーズ
【SM小説】美咲凌介の連載掌編「どことなくSM劇場」第48話 とても悪い子
人気SM作家・美咲凌介による、書き下ろし掌編小説・第48回目は「とても悪い子」。彼女が去り際にくれたのは立ち上がったら背丈が五十センチくらいになりそうな人形。とても悪い子で、ときどき酷い意地悪をするという人形だったが、もらってからは部屋の本棚の上でいつもおとなしくしていた。しかし、彼女から電話で会うことになって……。
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シリーズ
【連載第15回】公儀厠番 -うんこ侍後始末- 房州、鑓の品地武之進久尚 嘉門院彷楠・作
お屋敷内の古井戸に出るという晦日狸征伐の話を聞いたあの夜に、話は戻る。武之進とおみねの江戸定府の日々が、さしたる出来事もなく万事が平穏に流れたのちのこと。裏門の外に浪人の惨殺死体が打ち捨てられていた日の夜であった。晦日の深夜に現れるという狸の話を聞いた翌日、お勤めの合間をぬって武之進が裏門の徒長屋とは逆の方角に建てられている中間溜まりを訪ねてみたところ……?
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シリーズ
連載[担当編集者だけが知っている名作・作家秘話] 第1話 村上春樹『風の歌を聴け』
名作誕生の裏には秘話あり。担当編集と作家の間では、作品誕生まで実に様々なドラマがあります。一般読者には知られていない作品の裏側をお伝えする新連載です。その記念すべき第1回は村上春樹。彼は1979年、『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞しデビューしましたが、実はその題名の誕生した背景には、知られざるエピソードがありました。
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林真理子、林望、村田喜代子ら現役作家に学ぶ 人と差をつける文章術4選
良い文章の書き方とは。私たちはそれを学ぶ機会のないまま大人になり、ただ漫然と書いていることも多いのかもしれません。小説やエッセイを書きたい人だけでなく、SNSの文章や就活の自己PRにも役立つ、現代の著名な作家が教える文章術4選を紹介します。
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【栃木県民マンガ】負けるな!ギョーザランド!! 第3回 ザビエルもびっくり! 日本最古の大・・・
花とイルミネーションのあしかがフラワーパークに、名曲の舞台となった渡良瀬橋、日本最古の大学・足利学校……足利氏のお膝元は、歴史と名所の宝庫だった!
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シリーズ
【5回連続】大島真寿美、直木賞受賞後初の書き下ろし小説『たとえば、葡萄』独占先行ためし読み・・・
作家生活30周年となる、大島真寿美さん。直木賞受賞後初の書き下ろし小説『たとえば、葡萄』が、9月16日に発売されます。独占先行試し読み第5回目・最終回は、コロナ禍でオリンピックが延期になるなど、世の中の情勢から就職活動どころではなくなってしまった主人公・美月。最初は楽観的に捉えていた大人たちも仕事に影響が出始めたことで、徐々に事の深刻さを理解し始めて……。