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【SM小説】美咲凌介の連載掌編「どことなくSM劇場」第47話 ミーコさんの里帰り
人気SM作家・美咲凌介による、書き下ろし掌編小説・第47回目は「ミーコさんの里帰り」。生まれて初めてひとりで旅行するミーコさん。汽車に乗り込み席に着くと、目の前に白いヒゲを生やしたおじいさんが。居眠りしたおじいさんの顔をなにげなく見ていると、人間じゃない気がしたミーコさん。話しているうちにミーコさんも眠ってしまい……。
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【連載第12回】公儀厠番 -うんこ侍後始末- 房州、鑓の品地武之進久尚 嘉門院彷楠・作
件の三日三晩の寝ずの番も無事にやりとげ、伝統を守り、家名をあげることにも成功していた「品地武之進久尚」という男。歳はまだ若いが城内随一の使い手として知られているという。又しても当人にしてみれば酷な沙汰が下ったのだった……。今度は泥棒騒ぎ。日が暮れるまでは屋敷内にとどまり、夜陰に乗じて所定の位置に着けというのだが、これではどちらが泥棒であるかわからない、と武之進は苦笑する。そして、蔵櫓の物陰にある、ちょっとした植え込みの中に身を潜めること一両日、子の刻の漆黒の闇に紛れて、何やら気配がする…!
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【映画化】ノーベル文学賞作家による傑作ノンフィクション、『戦争は女の顔をしていない』の魅力
2019年に映画化され、カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門の監督賞を受賞した『戦争と女の顔』。この作品の原作は、ベラルーシの作家であり、ノーベル文学賞受賞者でもあるスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチによる傑作ノンフィクション『戦争は女の顔をしていない』です。アレクシエーヴィチという作家のルーツや生い立ちとともに、この作品の魅力を紹介します。
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萩谷麻衣子の「幸せになれる離婚の作法」 ~“お金と子ども”の不安を解消します!~【第4回】
夫婦で軽く口論していると、何も知らないのに夫の肩を持ち、料理にも文句をつけて、これ見よがしに店屋物をとる高圧的な義両親とマザコン夫。もう耐えられそうにないのだけれど、義両親との不仲が原因で離婚ってできるの?
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【5回連続】大島真寿美、直木賞受賞後初の書き下ろし小説『たとえば、葡萄』独占先行ためし読み・・・
作家生活30周年となる、大島真寿美さん。直木賞受賞後初の書き下ろし小説『たとえば、葡萄』が、9月16日に発売されます。コロナ禍でつい下を向きがちになり、気持ちが塞いでいるという人も多いはずですが、どんなに心が折れかけても、絶望の先には希望が見えてくるということを伝えてくれる物語です。どこよりも早く、その作品を5回連続でためし読み公開。その第1回目とともに、ストーリーの着想を得たきっかけや、読者へのメッセージなどもうかがいました。
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【NYのベストセラーランキングを先取り!】ガブリエル・ゼヴィン最新作! ビデオゲーム会社を・・・
NY在住のジャーナリスト・佐藤則男が紹介する、アメリカのベストセラー事情と、注目の一作をピックアップするコラムの80回目。『書店主フィクリーのものがたり』などで日本でも人気のガブリエル・ゼヴィンが、20世紀終わりのビデオゲーム最盛期に、ビデオゲームを共同で開発・製作して会社を立ち上げたアメリカの大学生たちを主人公にした小説を紹介します。
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【連載第11回】公儀厠番 -うんこ侍後始末- 房州、鑓の品地武之進久尚 嘉門院彷楠・作
五代前の藩主、藤倉備前守義友が病の床についた。夜毎、枕元に得体の知れない妖怪が現れて苦しめたという。いっこうに回復の兆しがない。もう如何様な手だても残されていないと思われた。お局連中はただただ神仏に祈るばかりで、やれ仏門に入るだの、身代わりに短刀で喉をつくなど物騒なことを言い出している。いったい、いかなる御世のいかなる御方の祟りであろうか、などともっともらしい談義が朝から晩まで、ひっきりなしにつづいているが、一向に埒があかない。それを聞いた、時の近習一の使い手と言われた佐倉信之助が殿の寝所の外に袴立ちたすき掛けで参上し、夜通し裂帛の気合とともに真剣を振るって寝ずの番をしたが……。
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【栃木県民マンガ】負けるな!ギョーザランド!! 第1回 ギョーザの国の神様はダジャレがお好・・・
世界遺産「日光の社寺」を擁し、中禅寺湖や華厳の滝、那須温泉郷……と、観光資源には事欠かない栃木県。しかし、いまひとつ……いや、みっつくらいアピールできていない。そこで、栃木県の神様チャオズと、いちごの天使が敢然と立ち上がった! 茨城、群馬、埼玉たちライバルの妨害に負けず、栃木の魅力をこれでもかというほど世間に見せつけてやる!