-
今日の一冊
津野海太郎『かれが最後に書いた本』/溺れるように本と映画に接した著者の、真率な「回想」と「・・・
演劇人、編集者、書き手、大学教員と多彩なキャリアを積んだ著者が、長年の読書と愛した映画について回想するエッセイ集。作家・関川夏央が解説します。...
-
今日の一冊
【著者インタビュー】綾小路きみまろ『人生は70代で決まる』/70代は元気に過ごせるラストチ・・・
愛ある毒舌や自虐で大人気の綾小路きみまろ氏が、10年先、20年先を見据えて綴ったという一冊。老いも孤独も、見方をズラせば面白くできると、中高年の...
-
今日の一冊
前田速夫『谷川健一と谷川雁 精神の空洞化に抗して』/この兄弟の軌跡に「戦後日本社会のオプテ・・・
大正時代に水俣の医者の家に生まれた兄弟の対比評伝。兄・谷川健一は編集者から民俗学者に転じ、弟・谷川雁は詩人となり語学教育に転じるという、振幅の大...
-
今日の一冊
小泉 悠『ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔』/ロシア人の妻とモスクワで暮らし・・・
ロシア・マフィアは刑務所に入るたびに入れ墨を増やす、エスカレーターのスピードが早すぎる、花と日本が大好き……。2009年から11年まで、ロシア人...
-
今日の一冊
【著者インタビュー】町田そのこ『宙ごはん』/食べることは前に進むこと――母娘が食を通じて成・・・
本屋大賞受賞作家が「食」をテーマに一見歪な家族を描いた、とても優しい、救いと再生の物語。作品に込めた想いを著者に訊きました。...
-
今日の一冊
有馬 純『亡国の環境原理主義』/日本でも過熱する「カーボンニュートラル」への懸念
90年代に始まった地球温暖化交渉を、エネルギー部門の通産官僚としてフロントで見続けてきた著者が、日本での「カーボンニュートラル」の過熱ぶりに警鐘...
-
今日の一冊
西村雄一郎『君は「七人の侍」を見たか?』/黒澤明研究の第一人者が語る、黒澤映画の深い魅力
激しい格闘の場面であえて静かな音楽を流す、殺陣にブスっという惨殺音を入れるなど、当時としては画期的な技法を用い、いまもなお世界で愛される黒澤映画...
-
今日の一冊
【著者インタビュー】横道誠『イスタンブールで青に溺れる 発達障害者の世界周航記』/発達障害・・・
発達障害の人に世界はどう映っているのか。『みんな水の中』で注目を集めた著者が綴る、面白くも大変だった旅行記『イスタンブールで 青に溺れる』につい...
-
今日の一冊
【著者インタビュー】浅倉秋成『俺ではない炎上』/50代半ばのSNS弱者が巻き込まれた理不尽・・・
ある日突然、SNSに自分のなりすましアカウントが現われ、身に覚えのない「若い女性の殺害」を写真付きで告白されてしまったら……。明日は我が身かもし...
-
今日の一冊
井上荒野『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』/小説講座の教え子から、性暴行を受けたと・・・
小説講座で何人もの生徒をデビューさせ、カリスマともてはやされていた元編集者の講師が、教え子たちから性暴力を受けたと週刊誌に告発され……。性暴力を...
『今日の一冊』カテゴリー記事一覧
書評や著者インタビューを掲載しているページです。有名な著名人や作家やコラムニストの書評、旬な作家に直撃して聞いたインタビューなど、数多の作家や作品がつまっています。
※一部小学館発行の雑誌の記事を転載しております。