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今日の一冊
【著者インタビュー】真保裕一『シークレット・エクスプレス』/貨物輸送のプロに下されたある密・・・
既存ダイヤの網の目を縫うようにして運行する、一見地味なJR貨物にスポットを当てて書かれた小説。敵味方が局面次第で逆転し、その敵にも各々プロ意識が...
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今日の一冊
廣瀬陽子『ハイブリッド戦争 ロシアの新しい国家戦略』/「戦争」は、もはや陸海空だけのもので・・・
日本人は軍事という観念を狭くとらえがちですが、古典的な陸海空の戦争空間でなく、宇宙・サイバーを通した挑発や衝突は、もはや稀な現象ではないといいま...
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今日の一冊
前田啓介『辻政信の真実 失踪60年―伝説の作戦参謀の謎を追う』/自ら「軍人勅諭の化身」たら・・・
マレー作戦の成功、シンガポールの華人虐殺、敗戦後の潜行、国会議員在職中の失踪……。華やかに浮き沈みする騒々しい人生を送った「昭和史の怪物」の、正...
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今日の一冊
【著者インタビュー】七尾与史『偶然屋2 闇に揺れるツインテール』/深刻でえげつないことを・・・
陰謀論に走る人間心理も、隙につけ入る悪意の存在も、小説に書くことで日常化し、意識化し、エンタメ化する――独特の持ち味で人気を博したミステリー小説...
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大貫智子『愛を描いたひと イ・ジュンソプと山本方子の百年』/韓国の「国民的画家」の生涯を綴・・・
のちに韓国の「国民的画家」と称されるイ・ジュンソプは、留学した文化学院で山本方子と出会い、太平洋戦争のさなか愛を育んだ――。画家の生涯と夫婦の実...
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竹倉史人『土偶を読む 130年間解かれなかった縄文神話の謎』/そこには人文知と情報論的知の・・・
日本全国各地でこれまで何万点も発掘され、考古学史上、最大の謎ともいわれた縄文時代の素焼き「土偶」。その大いなる謎に迫る研究書を、大塚英志が解説し...
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内藤陽介『誰もが知りたいQアノンの正体 みんな大好き陰謀論Ⅱ』/アメリカの「国体」を変えか・・・
二〇一六年に登場してトランプ氏を当選させる力となった、ネット内集団「Qアノン」。Qは「最高機密」の意で、アノンは「アノニマス」つまり匿名だといい...
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今日の一冊
【著者インタビュー】阿武野勝彦『さよならテレビ ドキュメンタリーを撮るということ』/東海テ・・・
遺体を映すことは本当に〈タブー〉なのか、「セシウムさん事件」はなぜ起きたのか、なぜテレビはつまらないと言われるようになったのか……。テレビ界の異...
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今日の一冊
橋本 努『消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神』/資本主義の弊害が深刻化しているいま、・・・
コロナ禍で収入が減るなどして、すでに実践している人も多い“ミニマリズム”。このミニマリズムを徹底分析し、無理をして働き続ける暮らしを見直すための...
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今日の一冊
片山 修『山崎正和の遺言』/サントリー文化財団の構想秘話と、財団が挑んだ「知の循環」
劇作家や評論家として活躍し、2020年に逝去した山崎正和氏が生前に遺したことばを、45年にわたって親交があったジャーナリストがまとめた評伝。ノン...
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書評や著者インタビューを掲載しているページです。有名な著名人や作家やコラムニストの書評、旬な作家に直撃して聞いたインタビューなど、数多の作家や作品がつまっています。
※一部小学館発行の雑誌の記事を転載しております。