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【茨城県民マンガ】だっぺ帝国の逆襲 〈第8回〉 マジか!? 高級メロンとタメを張る「れんこん」!! 漫画/佐藤ダイン 監修/青木智也

メロンに栗、はくさい、レタス、カリフラワー、ピーマン……茨城が生産量日本一を誇る農作物は数々あるが、なかでも全国シェアが高いのが「れんこん」だ。「ん? れんこん!? コンビニ弁当のかさ増しか、おせち料理にしか使われないアレ?」と思った人は悔い改めなさい。『常陸国風土記』にはれんこんの薬効が書かれているし、ちゃんと手間暇かけてつくれば、極上の一品になれるポテンシャルを秘めてるんだかんねっ!

 

世の中コロナであっぱとっぱ(あたふた)してっとな。
しか~し!3月中旬まで感染者ゼロを続けていた茨城
ウィルス耐性の強い県だといえるだろう。
これはひとえに、われわれの豊かな食文化と
これまで築き上げたハイモビリティー&広域分散型社会の賜に違いあんめ!
茨城県が生産量トップの納豆、れんこん、小松菜、
はくさい、たまごなどは免疫力強化食
だし、
「乳製品で乾杯」条例を制定している小美玉市は、
免疫力アップに効果のある“ヨーグルトのまち”だって知ってっけ?
さらに、茨城はマスクの生産量も日本一なんだちけ!
まあ、免疫力云々の真偽のほどは神のみぞ知るだとしてもよ
「病は気から」っつー言葉もあるわげだがら
茨城のマネして元気んなってコロナなんちゃ吹っ飛ばしっちゃーべ!

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マンガ中の記号(※1)などは、マンガのあとに出てくる“県民も知らない茨城の秘密”「だっペディア」の番号と対応しています。

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だっペディア 第8回

マンガに登場するローカルな用語などを、徹底解説!
これであなたもイバラキアン(茨城人)の仲間入りだ!

 

(※1)はがいがなくていじやけっちゃ

1 あなたが茨城県民ならば、この言葉でご老公のイライラした様子がリアルに伝わってくるだろう。でも、茨城弁初心者には少し難しいかもしれないので、わかりやすいように単語に分けて解説しよう。
 まず、「はがいがない」と「いじやけっちゃ」の2つに分解できる。「はがいがない」は濁音をとると「はかいかない」となり、「はかどらない」という意味。「墓行かない」ではないので、間違えないように!
「いじやけっちゃ」は「意地が焼ける」が語源の「いじやける」が使われており、「いらいらする」「腹が立つ」という意味の基礎的な茨城弁である。「いじゃける」「いっちゃける」などともいう。これに「~ちゃう」の省略形「~っちゃ」がついて、「腹が立ってしまう」という意味になる。
 ということで、「(仕事が)はかどらなくて、いらいらしてしまう」という意味になるわけ。何? 博多弁のようにかわいくないって!? ふ、ふん! かわいさをウリにしてるわげじゃねーんだがら、悔しくなんかあんめよ(半泣き)!

 

(※2)かすみがうら市

2 2005年に霞ヶ浦町と千代田町が合併して誕生した市で、霞ヶ浦の北西部に位置し、同じ県内の「つくばみらい市」や鹿児島県の「いちき串木野市」と並んで、文字数が日本一でもある。ひらがな表記にしたのは、霞ヶ浦町が千代田町を吸収合併したようなイメージを避けるため。誰だ? 「漢字が読めないからだろう」と言っているヤツは! これが読めなかったら県民失格だかんね。……書けないけど(苦笑)
 ちなみに霞ヶ浦町は、町になる前は「出島村」という名前だった。霞ヶ浦町という名前が長くて呼びにくいのと、湖の霞ヶ浦との混同を避けるために、いまでもこの名前で呼ぶ人が多い。県民御用達の金融機関・常陽銀行の支店名も「出島支店」だ。
 おーい長崎県民、「出島」同士でなんかイベントしてみない?

 

(※3)りんりんスクエア土浦

3 駅に直結したサイクリング拠点は全国初! サイクルショップ、レンタサイクル、シャワーや更衣室など、サイクリスト向けのサービスをワンストップで提供している施設だ。
 りんりんスクエア土浦が入る「プレイアトレ土浦」には、カフェやレストラン、ベーカリーなどのほか、星野リゾートの手がける自転車を持ち込めるサイクリスト向けのホテル「BEB5」も3月19日にオープン。合言葉は「ハマる輪泊」だそうで、星野さんに言わせればツチューラ(「土浦」の地元民読み)は「サイクリストの隠れた聖地」なんだちけど。
 おしゃらぐ(おしゃれ)でイガしてっとなぁ~。

 

(※4)れんこん

 全国でダントツの生産量を誇る茨城のれんこん。全国シェアは約50%で、東京の市場に限っていえば90%以上が茨城産だ。そのほとんどが土浦市、かすみがうら市をはじめとする霞ヶ浦の周辺で作られており、豊富な霞ヶ浦の水、広大な低湿地帯、肥沃な土壌、温暖な気候などの条件が重なったことで生まれた日本一なのである。
 また、意外と見落されがちだが、れんこんを栽培する「蓮田」が広がる景色も日本随一! 夏の青々とした蓮田と霞ヶ浦のコントラストは見事なので、りんりんロードを走るときはぜひ注目してほしい。
 ちなみに埼玉県の蓮田市は、蓮田が広がっているわけではないから、蓮田を見るなら断然霞ヶ浦だ。でも、蓮田市のマスコットキャラクターは、睡蓮の花を頭にあしらったかわいい鳥「はすぴぃ」。対してかすみがうら市のキャラクターは、ネコっぽい妖精「かすみがうにゃ」。あれれれれ? 蓮の要素ゼロだっぺよ(滝汗)
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(※5)野口憲一

5 1981年、出島村(現かすみがうら市)のれんこん農家に生まれる。日本大学大学院を修了した博士(社会学)にして、家業の野口農園取締役。日本大学文理学部で非常勤講師も務める。『1本5000円のレンコンがバカ売れする理由』(新潮新書)の著者。

 
 
 
 

(※6)おんこ

6「うんこ」の茨城弁。少し前に『うんこドリル』という教材が流行ったが、茨城弁を学べる「おんこドリル」があったら面白い。私が執筆も監修もするから、小学館さんお願いします(笑)。
 ところで、かつて汲み取り式のトイレでよく見かけた「便所バエ」は、茨城では「おんこばち」と呼ばれている。ただし、正式にはハエでもハチでもなく、「コウカアブ」というアブの一種らしい。ちなみに、コウカとは後架と書き、「便所」という意味だそうだ。いやどうもっ(ここでは「おあとがよろしいようで」というニュアンスの茨城弁)!

 
 

だっぺ帝国の逆襲は隔週掲載です。
次回は3月30日(月)に公開予定です。

 

作者よりひとこと+プロフィール

今回のお題:私のコロナ対策

sato
■漫画:佐藤ダイン(サトウ/ダイン)
僕は茨城県の大子町という県内有数の過疎地域に住んでまして、普通に生活していれば濃厚接触することって無いんですよね。基本的には家におりますので。実家に引っ越す前に偶然大量のマスクのストックを持ってまして、このマスク不足の昨今、家族からは「これを見越していたのか!天才!」と、なぜかもてはやされております。

1984年、茨城県大子町出身。芸術系の大学在学中から漫画誌に投稿を続ける。サラリーマン生活、漫画家のアシスタントを経て、『桃色な片想い』(『月刊!スピリッツ』)でデビュー。

 

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■監修:青木智也(アオキ/トモヤ)
コロナ対策は、やっぱし茨城産のンメぇ米と野菜、水戸納豆で免疫力アップが基本だっぺよ~。
でも今頃になって納豆!納豆!騒がねーでほしいどな。日頃からコンスタントに買ってれば、スーパーにもメーカーにも迷惑かかんねえんだがらよ。全国のみなさん、そこんとこヨロシク!

1973年、茨城生まれ。WEBサイト「茨城王(イバラキング)」を立ち上げるかたわら、常総ふるさと大使、いばらき統計サポーター、茨城県まちづくりアドバイザーなどとしても活動。

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