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【茨城県民マンガ】だっぺ帝国の逆襲〈第23回〉 いよいよ逆襲が始まる……か? 漫画/佐藤ダイン 監修/青木智也

茨城県産のブランド焼き芋で気合いを入れ直したダイゴたち。これまでバカバカしいアイデアで五月の頭を悩ませていたダイゴだが、起死回生のプレゼンでみんなの心をひとつにしてしまう!

 

茨城県の面積は全国24位でほぼ真ん中。
まあそんなもんだっぺ。
ちなみに群馬県は21位栃木県は20位だ。
え? 南北に長い茨城県のほうが広い気がするけど、
丸っこい栃木や群馬のほうが大きいって!?
なんか釈然としねえどなぁ……。
ちなみに栃木県は関東で最大群馬県は第2位だ。
わが茨城は関東で3位北関東では最下位なのである。
でも人口なら茨城がダントツ1位じゃないか!
栃木と群馬は茨城の3分の2しか人が住んでいないのだよ。
え? 宇都宮の人口は50万前橋は30万を超えてる!?
対してわが水戸は……書いていてちょっと
雲行きが怪しくなってきたので
さっさとマンガに行ってみっぺ!
(水戸市の人口は27万人弱でした)

 

■登場順物紹介


水卜慶国(みと・よしくに)
茨城再生プロジェクトのリーダー。だが、頼りにならない……かも。


袋田ダイゴ
この物語の主人公。茨城の地位を押し上げるために奮闘を続ける。


平野五月
茨城愛にあふれるこの物語のヒロイン。平将門の末裔。


ハチ(湯田八郎)
茨城生まれの母と、栃木生まれの父をもつ、プロジェクトのアルバイト。

昆沙流(こん・さる)
経営コンサルタント。左遷されて水戸出張所にいるが、巻き返しを狙っている。

佐々木助五郎(ささき・すけごろう)
ご老公のアシスタント。茨城と群馬のハーフ。茨城弁は不得意。愛称は助さん。

熱海格之介(あつみ・かくのすけ)
熱心な茨城信者。助さんと同じく、ご老公のアシスタント。愛称は格さん。

 

■前回までのあらすじ

世の中を変えるためのアイデアを練っていたダイゴたちは、たまたま入った喫茶店のオーナーから重要なヒントを手に入れ……。
 
 
 
 
 
 
 

マンガ中の記号(※1)などは、マンガのあとに出てくる“県民も知らない茨城の秘密”「だっペディア」の番号と対応しています。
 
 









 
 

■エピローグ
五月たちに課せられた“重要な任務”って……?

 
 

だっペディア 第23回

マンガに登場するローカルな用語などを、徹底解説!
これであなたもイバラキアン(茨城人)の仲間入りだ!

 

(※1)常総ループライン

※第3回より
 第3回でダイゴが出したアイデアで、JR常磐線、水戸線、関東鉄道常総線をぐるっとつなげて、山手線のような環状線をつくろうというもの。ばかばかしいアイデアではあるが、線路の規格は同じだし、電化されていない部分(関東鉄道)を走れるハイブリット列車も開発されているので、技術的には問題ないはず。
 あとは沿線に目玉となる観光資源があるかどうかだけだ。え? それが難しいって!? こりゃまた失礼しました……。

 
 

(※2)全国だいだらぼうサミット

※第14回より
 だいだらぼう伝説が残り、巨大像まで作ってしまった茨城県民の「だいだらぼう愛」にこたえるべく、第14回でダイゴが出したいアイデア。ゆるキャラがアリなら、「ジャンボマックス」(かつて「8時だョ!全員集合」に登場した3mの巨大着ぐるみ)のようなでっかいキャラクターを集めてもよかっぺ!?

 
 

(※3)土浦駅

 江戸時代には水戸街道と霞ヶ浦による陸水交通の要地として、戦時中は海軍のまちとして栄えてきた土浦には、現在でも国や県の出先機関が集まり、県南の行政の中心地といっていいだろう。しかし、商業面ではつくば市が成長著しく、かつて県南の商業の中心だった土浦駅前に往年の賑わいは見られない。そんな土浦駅が「つくば霞ヶ浦りんりんロード」の誕生で再び脚光を浴びることになったのは第8回で紹介したとおりだ。
 ところで、土浦の読みだが、ネイティブイバラキアンは「つちゅーら」と発音するのが基本である。なまりが強くなるに従い、発音は「ちゅちゅーら」→「ちちゅーら」へと変化する。ちなみに、土浦市民は一般的に「他の地域と比べて自分たちは都会派でなまっていない」という自負が強い傾向にあるので、なまりに対してツッコむ際は細心の注意を払ったほうがいいだろう。

 
 

(※4)かいつか

 茨城のサツマイモというとシェア9割を誇る「ほしいも」のイメージが強いかもしれないが、じつは「食べるサツマイモ」の生産でも茨城が日本一なのだ。いや、サツマイモ全体でいえば鹿児島のほうが多いのだが、あっちは飲むサツマイモ……つまり、焼酎がメインだっぺよ。
 サツマイモの食べ方として昔から人気なのはやはり焼き芋だろう。なかでも「ポテトかいつか」は有名で、スイーツのような甘さが特徴の「紅はるか」を使ったオリジナルブランド「紅天使」はおしゃれなパッケージも相まって女性にも大人気!
 サツマイモがダサくて田舎っぽいイメージだったのは昔のこと。いまはおしゃらぐ(=おしゃれ)でヘルシーな食品の代表格だかんね。

 
 

(※5)航空宇宙産業

 つくば市はJAXA筑波宇宙センターをはじめとする研究機関が集積する「日本最大のサイエンスシティ」だ。茨城県は「いばらき宇宙ビジネス創造拠点プロジェクト」を立ち上げて宇宙ベンチャーへの支援、誘致をはかっており、スタートアップ企業が相次いで参入している。また、つくば市ではサイエンスツアー事業も行われており、JAXA筑波宇宙センターやH-Ⅱロケットが目印の「つくばエキスポセンター」、ロボットスーツHALで知られる「サイバーダインスタジオ」などさまざまな施設を見学することができる。
 宇宙といえば、宇宙飛行士の向井千秋さんが「宇宙から日本を見たら光の柱が立っていた」と紹介したパワースポット「御岩神社」も茨城の日立市にあるぞ。もはや茨城は日本や世界を超えて、「宇宙レベル」っつーことだっぺよ。

 
 

(※6)独立

 第4回で五月は「独立戦争」に言及していた。そのときはまったくピンときていなかったダイゴだが……。

 
 
 
 
 
 
 
 

(※7)常陸国

 常陸国は、南西部を除く現在の茨城県の大部分が属していた国で、国府は現在の石岡市にあった。まっすぐな道が続くことから「直通(ひたみち)」と呼ばれ、はじめは常道国(ひたみちのくに)とされた。たしかに茨城は北を除けば山が少なく平坦だから、この由来は納得である。もうひとつ、日本武尊がこの地できれいな水を手ですくったら袖が濡れたことから「衣袖漬(ころもでのひたち)」を由来とする説もあるようだ。
 ちなみに日立市や日立製作所の「日立」は、水戸黄門がこの地を訪れた際に、海から昇る朝日の美しさを「日の立ち上るところ領内一」とたたえたことからきている。
 そもそもこのマンガの主人公、ダイゴと五月は旧常陸国じゃなくて旧下総(しもうさ)国の出身だかんね。

 
 

(※8)しみじみやっぺ

「茨城県住みます芸人」のオスペンギンが原案を出し、ご老公がブラッシュアップした決めポーズ。手のかたちで茨城県を表している。セリフは「しっかりやろう」という意味で、「茨城県、ここにアリ!」と世間に知らしめることを目的としている。第7回などに登場。最近は漫画中で披露する機会が少ないが、ダイゴたちは毎日1度はやっているらしい。

 
 

だっぺ帝国の逆襲は隔週掲載です。
次回は3月中旬ごろに公開予定です。

 

作者よりひとこと+プロフィール

今回のお題:私の隠れた特技

sato
■漫画:佐藤ダイン(サトウ/ダイン)
 フリーランスとなったいまではあまり意味がないのですが、寝るときに翌朝起きる時間をアラームにセットするとほぼほぼアラームが鳴る前に目覚めます。心配性なので何重にもセットするのですが、毎回せっせと解除しています。
 この特技のおかげで何かに遅刻することはまずないのですが、それ故に時間にルーズな人を敵対視してしまう傾向にあります。

1984年、茨城県大子町出身。芸術系の大学在学中から漫画誌に投稿を続ける。サラリーマン生活、漫画家のアシスタントを経て、『桃色な片想い』(『月刊!スピリッツ』)でデビュー。

 

aoki
■監修:青木智也(アオキ/トモヤ)
 まだ「特技」とはいえませんが、先日はじめてサイゼリヤの「間違い探し」で10個すべてを見つけることができました。大げさかもしれませんが、ひとつ大きな壁を超えた瞬間でした。
 毎回のようにチャレンジするものの、いつも最後の1つ2つが見つからず、ギブアップしていたんですよね。そういう方、多いんじゃないかな。
「隠れた特技」と胸を張って言えるように、私はこれからもサイゼリヤの「間違い探し」にチャレンジし続けていきます!キリッ

1973年、茨城生まれ。WEBサイト「茨城王(イバラキング)」を立ち上げるかたわら、常総ふるさと大使、いばらき統計サポーター、茨城県まちづくりアドバイザーなどとしても活動。

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