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【アウトローたちの姿を描写!】色川武大のオススメ作品を紹介。

戦後の混沌とした空気をたたえた作品群の中で、父親や弟、仲間との人間関係や、街の片隅で生きるアウトローたちの姿を描き続けた、色川武大。アウトローとして生き抜いた色川武大の内面や、彼の作り出した文化を色濃く反映した数々の作品をご紹介します。

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色川武大といえば、戦後の混沌とした空気をたたえた作品群の中で、父親や弟、仲間との人間関係や、街の片隅で生きるアウトローたちの姿を描き続けた、昭和最後の“無頼派”作家とも言われており、1978年『離婚』で第79回直木賞を受賞しています。一方、阿佐田哲也名義で執筆していた麻雀小説も高評価を得ており、戦後のギャンブル文化の一翼を担った存在でもあります。アウトローとして生き抜いた色川武大の内面や、彼の作り出した文化を色濃く反映した数々の作品をご紹介します。

うらおもて人生録

うらおもて人生録
出典:http://www.amazon.co.jp/dp/4101270023

色川武大が「劣等生」に向け、生きていくための技術とセオリーを語りかける一冊です。無頼漢なイメージとは裏腹に、自分の人生を振り返りながら読者に対して等身大で教えを説いていく本作品は、まるで色川武大と実際に会い、会話をしているかのような錯覚をもたらします。自身の劣等感ゆえにアウトローとして生きることを選んだ彼だからこそ語れる、優等生でいることだけが人生ではなく、生きづらさ、不格好さをどこかに抱え、守り生きていくことも大切なのだという価値観に出会えます。

狂人日記

狂人日記
出典:http://www.amazon.co.jp/dp/4828822828

色川武大の最後の長編小説にあたる本作品では、精神病院に入院している主人公が、幻聴や幻視に悩まされながら狂気と正気をさまよう様を壮絶に描き出しています。街の人々だけでなく、芸能界やギャンブル界の著名人たちとも親交があった色川武大ですが、彼が終生抱き続けた劣等感は、孤独感と人間への愛という相反する感情のせめぎあいをもたらしました。その葛藤が投影された本作品は、多くの現代人の共感を呼び、第40回読売文学賞も受賞しています。

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出典:http://www.amazon.co.jp/dp/4101270031

父と息子の関係、そして兄と弟の関係は、色川武大の人生を貫く重大なテーマでした。退役軍人であった父親の存在は彼の人格形成において大きな影響を与え、父親との歪んだ関係は彼の人生につきまとい続けていました。本作品では、100歳近くなり老耄し始めた父親と、アウトローとして生きてきた色川武大との奇妙な親子関係を、繊細ながら赤裸々な筆致で表現しています。第9回川端康成文学賞も受賞した本作は、人生の凄みや深みを思い知らされる傑作といえます。

麻雀放浪記

麻雀放浪記
出典:http://www.amazon.co.jp/dp/4167323044

阿佐田哲也名義で発表した本作は、麻雀をテーマにした娯楽作品であり、実写映画化もされています。戦後のドヤ街が舞台であり、個性的な登場人物たちが生き残りをかけ、麻雀で激しい闘いを繰り広げるシリーズです。登場人物は悪人揃いですが、いずれも憎めない魅力ある人物ばかり。主人公「坊や哲」の人生に沿いながら、『青春編』『風雲編』『激闘編』『番外編』と展開していく本シリーズは、フィクションでありながら、戦後混乱期のリアリティを感じさせます。

虫喰仙次

虫喰仙次

ギャンブルの世界で生きる、ある男の人生の顛末を追った掌編です。天才的な競輪の予想で、色川武大が一目置いていた雑誌編集者、「虫喰仙次」を主人公に置いた本作品では、アウトローの男がギャンブルを通して出世し、そして転落してゆく様を、この世界ならではの残酷さを土台にしながらも、人間への深い愛情をもって描き出しています。色川武大は「ギャンブルの帝王」とまで呼ぶほど競輪を愛していたため、人間ドラマだけではなく競輪の魅力も味わえます。

最後に

色川武大のおすすめ作品は如何でしたか?

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