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あなたのロマンチスト度クイズ! 話題の『ロマンスの辞典』から出題!

『ロマンスの辞典』をご存知ですか? 言葉そのものの辞書的意味にとらわれずに、「ロマンス」という視点で様々な言葉を集めて解説した本が、『ロマンスの辞典』です。今回は、そんな『ロマンスの辞典』から、あなたのロマンチスト度がわかるクイズを出題します! 

あなたのロマンチスト度は? 光彩豪華

「幸福」とは?

突然ですが、“幸福”と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか? 趣味に没頭すること、お腹いっぱい美味しいものを食べること、平穏な時間を過ごすこと。人それぞれ様々な“幸福”があると思います。
辞典ではどのように書かれているでしょうか。例えば小学館編『現代例解国語辞典』で“幸福”を引くと以下のように記されています。

こう-ふく【幸福】
恵まれた状態にあって、不平を感じたり心配したりすることのないこと。また、そのさま。さいわい。しあわせ。
(出典:林巨樹・松井栄一(2016)『現代国語例解辞典』第五版,小学館)

一般的な国語辞典ではその語の意味や内容などが記され、比較的客観的な視点で誰にでもわかるように解説されています。しかし次のような解説があったらどうでしょう。

幸福(こうふく)
愛し合うもの同士の間に咲く小さな花の名前。
(出典:望月竜馬(著)『ロマンスの辞典』遊泳舎,以下同)

この“幸福”の解説は、『現代国語例解辞典』の解説に比べると、かなり主観的ですが、私達の思う“幸福”のかたちに近いような気がしませんか? このような言葉そのものの辞書的意味にとらわれずに、「ロマンス」という視点で様々な言葉を集めて解説した本が、この『ロマンスの辞典』(遊泳舎)です。

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(引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/4909842012/)

この本では冒頭に“本書は、調べ物をするにはまるで役に立たない辞典である”と記されています。なぜならこの『ロマンスの辞典』はすべて筆者が感じたロマンス的なものを、自身の主観に則って集めているためです。集められたロマンス的なものは、大きく分けて3つ。1つはロマン(浪漫)。夢や冒険的な観点である見方。2つめはロマンス。恋愛ごとなどの甘く優しい言葉たち。そして最後にロマンティック。色や言葉、雰囲気などをより美しく彩る表現です。

この3種類のロマン・ロマンス・ロマンティック的な観点から、日常の中の様々な言葉に対して解説していきます。今回は本書の中から“ロマンス的なもの”に焦点を当てて、全部で10語をクイズ形式でご紹介します。実際にロマンスの辞典に載っている単語の解説から、どのような言葉を指しているのか想像しながら、読んでみてください!

次の意味を指す単語はなんでしょう?
 
 

【第1問】

初デートにおける気づまりな沈黙を暗闇とスクリーンに仲介してもらう娯楽施設。

 

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答え:映画館

デートの行き先といえば……、と言われて真っ先に映画館が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。館内の暗闇の中で、スクリーンを通してともにドキドキを体感し、鑑賞後もその感想を語り合う。映画の最中だけでなく終わったあとにも、お互いの気まずさを晴らしてくれる魔法の娯楽。映画館にロマンスのスポットを当てると、そんなふうにも見えてきます。

 
 

【第2問】

雨の日に2人の距離を近づける手持ちの天蓋。

 

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答え:傘

突然の雨、学校の玄関で立ち尽くすふたりに、もしひとつだけしか傘がなかったら。その瞬間、傘はただの雨よけから、ふたりの距離を近づける天蓋へと変わります。そこからロマンスが起こるかどうかは、その後のふたりの行動次第。カバンの中に忍ばせておいた折り畳み傘は、そのままそっとしまって置くのが賢明です。

 
 

【第3問】

僕だけが知っている君の表情を引き出す魔法のオイル。

 

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答え:化粧落とし

これは前2つの単語に比べて少し大人な単語かもしれません。普段のデートやお出かけで見せる表情とはまた違う、彼氏だけに見せる表情。その魔法のひとときに至るための合図が、化粧落としのコットン、なのでしょうか。

 
 

【第4問】

恋の終わり。愛の始まり。

 

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答え:結婚

それまで他人だったふたりが、社会的にひとつになる通過点・結婚。それまでの恋の終わりでもあり、新たな人生の始まりでもあります。実はこの『ロマンスの辞典』では「恋」や「愛」についても解説されています。

恋(こい)
誰もが生涯において一度は落ちる、そこのない穴。

愛(あい)
(一)人類がもれなく罹る病で、誰かの為に命を投げ出してもいいという、時に当人の想像力を超えた勇気と力をもたらす天恵。
(二)本時点の全てのページを構成している概念。

恋はひとりで落ちるもの、ただし愛は“誰かの為に”勇気と力を与えるもの。そして結婚とはそれまでのひとりから、勇気と力を持ったふたりへ変わるもの。そんな筆者の考えが伝わってくる解説です。

 
 

【第5問】

この世で最も甘い響きを持つ三人称。

 

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答え:恋人

「俺の友だち」が「俺の“恋人”」に変わる瞬間、なんでもなかった相手が互いにとっての特別になるそのとき、単なる三人称も甘い響きを持った言葉としてふたりの間で響き渡るのではないでしょうか。

 
 

【第6問】

意中の相手の前で酔ったふりをするような、秘密のはかりごと。

 

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答え:策略

普段言えないことをお酒の力を借りて……、なんて経験はありませんか? 少し気になっている人の前で見せる酔ったフリ。バレるかバレないかは仕掛け人の腕次第、もしくはわかった上で……? ふたりの間で起こる静かな夜の駆け引きです。

 
 

【第7問】

思ってから口にするまで、最も時間のかかる二文字。

 

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答え:好き

「好き」。このひと言を言うために、現実でもフィクションでも、これまで一体どれだけの物語が繰り広げられてきたでしょうか。多くの喜び・笑顔・幸せと、悲しみや後悔、嫉妬を生んできたであろうこの言葉。どうかあなたがこの言葉を発するときには、そのときを笑顔で迎えられますように……。

 
 

【第8問】

ちょうど、君の体温。

 

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答え:温もり

「温もり」は“温”という字がついていますが、実は温度の温かさだけを示す語ではありません。「相手からの送られたもの」や「形のない優しさ」を指す言葉としても使われます。触れ合う体温の温もりもしかり、しかし“君”から贈り物や心の交感は、それだけで、相手の体温を伴った「温もり」として、私の心にとどまってくれるでしょう。温もり、ちょうど、君の体温そして存在そのもの……。そう思うと「温もり」という語が、更にロマンチックに見えてきますね。

 
 

【第9問】

人生という書物において、誰もが栞を挟んだままのページ。

 

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答え:初恋

忘れられない思い出はありますか。ふとした時に思い出してしまうような、恋の思い出はあなたにとっていつでしょうか。初恋とは、この本書での解説どおり外したくても外せない栞かもしれません。幸せな経験にしろ苦い思い出にしろ、いつかまた再び、古い友人を見るような気持ちで「そんなこともあったなあ」と、いつまでも大切にしておいてほしい記憶です。

 
 

【第10問】

初恋の君を思い出す魔法のイントネーション。

 

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答え:方言

小さい頃聴いた曲を大きくなって再び聴いた時、その時の記憶が一気に蘇ってくることがあります。音の間に潜む記憶は何も音楽だけではありません。地元から離れて長らく聴かなかった方言、それを久しぶりに聞くとやはりその土地の記憶がいくつ蘇ります。そして思い出の中のあの子が話していた、その懐かしいイントネーションも……。できることならその魔法で、時間も一緒にあの頃に戻してくれたら、と思ってしまいます。


 
 
※以上の設問は、望月竜馬(著)『ロマンスの辞典』(遊泳舎)より引用いたしました。

おわりに

以上『ロマンスの辞典』から10語を、クイズ形式でご紹介しました。みなさんは何問正解できたでしょうか? ロマンス度チェック採点表を見てぜひ自分がどれに当てはまるかチェックしてみてください。
 

0~2問正解 【ロマンス度15%】ロマンス見習い

0~2問正解のあなたは、ロマンスにまだまだちょっと疎いロマンス見習い。でも気を落とさずに! いつも普通に見逃していたものでも、もういちどじっくり見てみましょう。新たな一面を再発見できるかも。

3~5問正解 【ロマンス度40%】ロマンス好き

3~5問正解のあなたは、ロマンスに少し通じたロマンス好き。自分では気づいていないだけで、身近な人を思わずキュンとさせる一言を、心に持っているのかもしれません。

6~8問正解 【ロマンス度70%】ロマンス教授

6~8問正解のあなたは、人にロマンスを教えられるほどの実力の持ち主・ロマンス教授。様々なもののロマンティックな部分を見つけられるその目は、誰かの見方・考え方を変えられるほどのポテンシャルすら持っているのかも。

9~10問正解 【ロマンス度100%】ロマンスマスター

全問正解、あらゆるロマンスにを極めたあなたは、もはやロマンス博士。ロマンスな見方を自分で持つのもよし、人に分け与えるのもよし。さらに深く突き詰めて思索・創作の世界で生きるのもよいでしょう。

 
 
この本は“日常にロマンスというフィルターを”というテーマで書かれており、様々な言葉をロマンスというフィルターを通して考えたときに、どのような見方ができるかという視点で書かれたものです。
決して特別な言葉からロマンスを引っ張ってきたのではありません。ロマンスは日常の中に隠れています。ただライトの当て方を少し変えるだけで、世界はいくらでも素敵な舞台へと変えることができます。どのようにライトを当てることができるか、それが自分の人生を豊かにするかにもつながるのではないでしょうか。それが作者のメッセージではないかと思います。
ロマンスは日常の中にあふれています。この本をきっかけに、もっと素敵な世界を、自分のフィルターを通して見つけに行きませんか?

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